かつての偉人たちが、後世になって初めてその生涯を評価されるという歴史がそのことを如実に物語っている。
さて、機械式時計の歴史に於いて、これに匹敵する偉業があるだろうか。毎時36000という驚異的な振動数を誇るエルプリメロ、時計製作では最高度のコンプリケーションであるトゥールビヨン、この二つの最高峰が3年という歳月を経て結びついたのだ。
「グランドクロノマスター XXT トゥールビヨン」に搭載された新開発のキャリバー4005は、トゥールビヨンを動作する力を保ちながら振動数を維持し、キャリバーに安定した動力を提供する優れものである。さらにブリッジとトゥールビヨンモジュールの間に、逆方向に回転するカレンダーディスクを挿入。
今までに目にしたことのない不思議な眼差しの時計は、次代の新しい時計のカタチに堂々と名乗りを挙げた。